「生垣の男」【洒落怖】

0pt   2018-07-13 03:45
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300 : 本当にあった怖い名無し : 2008/07/26(土) 02:31:08 ID:xKJpJpVf0 少し長い上に、乱文で失礼する。

7歳の時に、兄弟が習ってた剣道の道場へ連れていかれた。
家で留守番させとくのは心配だったんだろう、でも子供なのですぐに退屈してぐずった。
すると母が敷地の中でなら自由にしていいと言うので、外に出た。
見学の子は自分だけだったので、一人で道場の周りを散歩した。
夏だったので蝉がやかましく、暑い。

背丈の三倍はある生垣に囲まれた道場は狭くはないが、道場と道場主の小さな家があるだけで、珍しいものもなくすぐに飽きた。
でも中に戻って正座をして待つのも嫌だから、道場の裏手にあたる敷地の北側でぼーっとすることにした。

建物の影でそこはなんとなくじめじめしてて、他より涼しい。
ここならずっと居られるな、とその辺の石に座って空を見上げた。
すると、生垣に顎を乗せている男と目が合った。
平凡な顔立ちの男は七三分けの黒髪に大きめの眼鏡をかけ、画用紙みたいな青白い顔色だった。

『こんにちわ』

感情のこもらない、少し高めの声だ。

「こんにちわ」
『どうしたんですか』

敬語で話しかけられるのはあまりなかったから、なんとなく居心地が悪かった。

「お兄ちゃんが、練習終わるのを待ってます」
『そうですか』

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